こちらでは、放課後等デイサービスで使用される連絡帳について、役割や記載内容、記載する際の注意点などを解説しています。
子どもの様子を伝え合うことはもちろん、事務的な内容を連絡することも、連絡帳が担っている役割に含まれます。
連絡帳には、子どもが施設内でどのように過ごしていたかについて書かれています。活動内容や様子などを知るためのレポートとして、重要な役割を担っています。保護者は、連絡帳に目を通すことで、その日の子どもの具体的な行動や受けたサポートの内容、あるいは施設内の別の子どもたちとどのような関わりを持ったのか、といった詳細について知ることができます。
家庭から施設のスタッフに対して伝えたいことや相談したいことなどがある場合にも、連絡帳が活躍します。欠席の予定がある場合なども、その旨を記しておくことができます。
また、施設の利用方法など、事務的な内容にかんする質問や確認事項がある場合にも、連絡帳経由で相談することができます。連絡帳は、子どもの保護者と施設のスタッフの2者間のみでやりとりされるものであるため、第3者にみられる可能性などを気にすることなく、落ち着いた心持ちで活用することが可能です。
放課後等デイサービスで使用される連絡帳は、施設スタッフと保護者の両者が、スムーズなやりとりを続けていくためのアイテムだといえます。ここでは、それぞれが記載する主な内容についてみていきましょう。
保護者サイドから放課後等デイサービスのスタッフサイドに向けて記載する内容として、主に次のようなものがあげられます。
障がいをもつ子どもの育児において、悩みや問題を抱えている方も多いです。育児の不安を気軽に相談しやすい連絡帳は、とても重要な役割を担っているツールだといえます。
また、連絡帳を使用する際には「連絡帳に記載されている内容にしっかりと目をとおしました」という意味合いをもつ捺印や自署をすることが求められます。施設のスタッフにとっては、サービス提供記録として保管する上で必要なものになりますので、忘れずにおこなうようにしましょう。
放課後等デイサービスのスタッフサイドから保護者サイドへ向けて、連絡帳に記載する主な内容としては、次のようなものがあげられます。
保護者にとっては、子どもの具体的な、そして詳細な様子がわかる記載内容であれば、育児における安心材料にもなりやすいですね。
連絡帳にコメントを書く際には、書き方のコツをふまえながら記載することで、よりスムーズに情報を伝えることができます。
連絡帳には、家庭での子どもの様子についての報告や相談、その他事務的な内容を記載していくわけですが、その際、単に情報を並べるのではなく、返事を書くような体裁で文やコメントを書くのが適している場合もあります。施設スタッフが連絡帳に記載した内容に対する回答のようになっていれば、施設スタッフとのコミュニケーションをはかりやすくなります。もちろん、質問や相談をしたい場合には、回答とは違う形になります。
また、記載内容を伝わりやすいものにするためには、書きながら決めていくのではなく、あらかじめ決めておくことが大切です。その上で、できるだけ簡潔な表現を心がけるとよいでしょう。
放課後等デイサービスのスタッフと保護者との間でやり取りする際に使用する連絡帳について、その重要な役割や記載する内容のほか、おさえておきたいポイントなどを紹介してきました。相談したいことや事務的連絡が施設スタッフにしっかりと伝わるように、記載内容を最後に見直しておくことも大切です。
子どもの特性が分かる発達テスト、WISC検査について解説
お子さんの受けられる発達検査のひとつにWISC検査があります。その子の持つ特性や発達の凹凸など詳しく数値として分かるのでおすすめです。5歳~16歳11か月の検査では、「言語理解」「知覚推理」「作業記憶」「処理速度」の4項目を調べます。結果をもとに指導に反映してくれる放課後等デイサービスもありますよ。さらに詳しく検査についてまとめたページがありますのでぜひご覧ください。