放課後等デイサービスでは定期的なイベント開催もおこなっています。施設内だけではなく、外に出て行うイベントもあります。いつもと違うことをおこない気分をリフレッシュしたり、季節ごとに合わせたお祭りなどをイメージするとよいでしょう。そういったイベントも実はきちんと目的があります。放課後等デイサービスのイベント内容や目的について見ていきましょう。
イベントをおこなう目的には、子どもたちの自立支援という側面があります。それぞれ解説していきます。
子どもたちの体力やコミュニケーション能力を伸ばす方法として、イベントはピッタリです。おこなわれる内容は施設ごとに違いがありますが、ハイキングや遠足や農業体験など、身体を動かすイベントを実施することで、楽しみながら体力アップにつなげることができます。
また、イベントを通して、多くの人とコミュニケーションを取る機会にもなります。自分の意見を他者に伝える体験が、自己表現やわかりやすく伝える力を育む助けになるのです。
社会で生きるには、他人と協力する力や仲間を作る能力が必要となります。イベントの中には、友達と協力して課題をクリアする内容もあります。自然な流れで他者と触れ合い、コミュニケーション能力や協調性を伸ばす機会としているのです。
友達を作るためと深く意識せずとも、なにかを成し遂げる楽しさ、仲間の重要性やつながる感動を実感することで、健やかな心を育てる助けとなります。
成長するためには成功体験が不可欠です。イベントが成功することで、その際に得た体験は喜ばしい経験になり、自信にも繋がります。成功は大きいものでも小さいものでも構いません。成功したという事実を感じられるかが重要です。成功体験の積み重ねは次に新しいものごとに取り組む際のモチベーションにも繋がっていきます。
新しいチャレンジへの意欲が生まれる可能性もあり、結果として発達支援にもつながるのです。
放課後等デイサービスで開催されるイベントは施設ごとに異なります。土、日、祝日や学校が長期休みなら1日を使ったイベントなどもあるようです。ここからはイベント例を見ていきましょう。
よく見かけることのできるイベントの一例です。芋掘りではグループで収穫体験を通じ、自然との触れ合い、目標に向かい合ってみんなが協力するという貴重な体験を得られます。日常生活を送っているだけでは、自然と触れ合う機会はなかなかありません。その体験は貴重な体験として思い出にも残るでしょう。
季節に合わせたイベントも、春夏秋冬とそれぞれあります。みんなで夏祭りに出かけるイベントを開催した施設もあるようです。夏祭りではヨーヨー釣りや、射的、ピンボールなど様々なゲームでいい結果が出れば達成感を得られます。
季節ごとのイベントは「この季節にはどんなイベントがあるのか?」を知り、感じることができます。また。「子どもたちが楽しめる」だけというだけでなく、イベントを通し、感性を豊かにしてくれるというメリットもあります。
放課後等デイサービス選びの条件もさまざまですが、どのようなイベントをおこなっているかもチェックしてみてください。単純に楽しむというだけでなく、施設の本来目的である「発達支援」と「成長」をもたらす側面もあり、活発にイベントを行っているかも選ぶ際のポイントとなります。
子どもの特性が分かる発達テスト、WISC検査について解説
お子さんの受けられる発達検査のひとつにWISC検査があります。その子の持つ特性や発達の凹凸など詳しく数値として分かるのでおすすめです。5歳~16歳11か月の検査では、「言語理解」「知覚推理」「作業記憶」「処理速度」の4項目を調べます。結果をもとに指導に反映してくれる放課後等デイサービスもありますよ。さらに詳しく検査についてまとめたページがありますのでぜひご覧ください。