保育園や幼稚園に通うお子さんが、ちょっとしたことで怒ったり泣き叫んだりする姿に、困惑している親御さんも多いのではないでしょうか。
「こんなに怒りっぽくて大丈夫かな?」「もしかして発達障がいかも…」
そう思いながらも、どう対応してよいかわからず、日々悩んでいる方も少なくありません。
本ページでは、幼児期の「怒りやすさ」と発達障がいとの関係、家庭でできるサポート、そして頼れる支援先「放課後等デイサービス」について詳しくご紹介します。
3〜6歳の幼児期は、感情を整理するための脳の働きがまだ未熟です。「思い通りにならない」「自分の気持ちをうまく伝えられない」など、ちょっとしたストレスでも強い怒りとして表れることがあります。これは成長の過程で誰にでも起こりうる自然な反応であり、「怒りやすい=問題行動」と一概に決めつけることはできません。子どもにとっては、自分の感情をコントロールする練習期間なのです。
子どもの感情爆発は、発達障がいに限らず多くの子に見られます。例えば、眠い、空腹、退屈などの生理的・心理的要因でも怒りっぽくなることがあります。ただし、その頻度や程度が周囲と比べて極端な場合には、注意が必要です。家庭内でだけでなく、園での様子や他の子との違いを客観的に見てみることで、子どもの状態を正しく理解できるようになります。
怒りの爆発が毎日のように起きたり、特定の場面で強いストレス反応を示す場合、「何か背景があるのでは?」と考えるきっかけになります。怒る内容が一貫していない、理由を尋ねても説明できない、落ち着くまでに時間がかかるなどの場合、家庭だけで抱え込まず、専門家の目で確認してもらうことも大切です。
ASDのある子どもは、「いつも通り」「決まった順番」など、日常の中のルールやこだわりに強い安心感を持っています。そのため、急な変更や予期せぬ出来事が起きると、強い不安や混乱が怒りとして現れることがあります。また、言葉での表現が苦手な傾向もあり、気持ちをうまく説明できないことが怒りの爆発につながるケースも少なくありません。
ADHDの子どもは、じっとしていることが難しかったり、思いついたことをすぐ行動に移してしまう衝動性を持つことがあります。その結果、「注意される」「止められる」ことが多くなり、否定されたという感覚から怒りに発展することがあります。また、集中力が続かず、周囲とのズレがストレスとなって怒りを引き起こす場合もあります。
発達障がいの特性として、聴覚・触覚・視覚などに対して過敏な反応を示す「感覚過敏」があります。たとえば、洋服のタグがチクチクする、小さな音でも不快に感じるといったことで、イライラや怒りにつながるケースがあります。また、睡眠不足や疲れ、環境の変化も怒りっぽさを助長する原因になりえます。
子どもが怒っているときは、まずその気持ちを認め、言葉で代弁してあげることが重要です。「イヤだったんだね」「悲しかったんだよね」といった共感の言葉は、子どもの安心感につながります。繰り返すことで、子ども自身が「これは怒り」「これは悲しみ」と感情を整理できるようになります。感情の名前を学ぶことは、自己理解の第一歩です。
子どもが怒りを感じたとき、静かに過ごせる「自分のスペース」があると、クールダウンしやすくなります。また、毎日の流れが決まっていることで、次に何をするかがわかりやすくなり、不安や混乱を減らせます。例えば、「帰宅したらおやつ→お風呂→テレビ→夕食」といった日課を明確にすることで、子どもの心の安定にもつながります。
子どもの怒りに巻き込まれないためには、親自身の心の余裕が必要です。大きな声で怒鳴ってしまうと、子どもはさらに不安定になってしまいます。「今は怒ってもいいけど、叩くのはダメだよ」と伝えるなど、行動を分けて説明するのも効果的です。どうしても対応が難しいときは、第三者の手を借りることも選択肢の一つです。
「育てにくさ」を感じたときが、相談のタイミングです。専門家に相談することで、子どもの特性を客観的に見てもらえ、親の気持ちも軽くなることがあります。最近では、発達支援センターや地域の保健センターなどで無料相談を受け付けているところも多く、利用しやすくなっています。
家庭と園での様子が異なることもあるため、保育士との連携はとても大切です。担任の先生に「家ではこういうことがあって…」と相談することで、園での対応も変わりやすくなります。また、園からの客観的な情報は、専門機関での相談時にも有益です。
医療機関や支援センターでは、発達検査や親子支援プログラムを受けられる場合があります。発達に関する悩みは、診断の有無にかかわらずサポートが可能です。予約制のことが多いので、早めに情報収集しておくことをおすすめします。
「放課後等デイサービス」は、発達に課題のある子どもが日中または放課後に利用できる福祉サービスです。専門の支援スタッフが在籍し、日常生活の練習や集団活動を通じて、子ども一人ひとりに合わせた成長支援を行います。未就学児向けには「児童発達支援」というサービスもあります。
発達特性に応じた個別療育プログラムが提供されるため、無理なく自分のペースで取り組むことができます。また、他の子どもとの関わりを通して「順番を待つ」「協力する」などの社会性も育まれます。親では気づきにくい子どもの得意・不得意を見つけてもらえる点も魅力です。
放課後等デイサービスでは、家庭や園だけでは対応が難しい部分を、第三者の目でしっかりサポートしてくれます。子どもにとっても「理解してくれる大人がいる場所」として、安心感や自信につながります。
親自身が専門家とつながることで、孤立感が和らぎ、子育てに前向きな気持ちが生まれるようになります。
放課後等デイサービスの多くは、見学や無料体験を受け付けています。ホームページや電話で気軽に問い合わせが可能です。「まだ早いかも」と思わず、迷ったときは一度相談してみましょう。利用には受給者証が必要な場合もありますが、手続きのサポートをしてくれる施設も多いため、初めてでも安心です。

画像引用元:わくわくクラブ
https://www.wakuwaku-club.com/
千葉県/埼玉県/神奈川県/大阪府
※大阪府ではWISC検査を実施しておりません。
わくわくクラブでは、「思い通りにならないと激しく怒る」「友だちにちょっかいを出されるとすぐ手が出る」など、怒りの調整が難しいお子さんへの支援を行っています。怒りは自然な感情ですが、発達に特性のある子どもは気持ちの整理が苦手で、急な怒りの爆発につながることがあります。わくわくクラブでは、まず怒りがどの場面で生まれるのかを丁寧に振り返り、感情の流れを一緒に理解するところから支援が始まります。
アンガーマネジメントでは、「どのタイミングで怒りが湧くのか」「怒ったときにどう行動しがちか」などをお子さんと確認し、適切な行動の選択肢をロールプレイを通して練習します。自分の感情を客観的に見つめられるようになることで、怒りに流されず行動できる力を少しずつ身につけていきます。
もし怒りをすべて周囲のせいにしてしまい、振り返りが難しい場合には、認知行動療法を用いて考え方のクセを整理します。さらに、応用行動分析(ABA)で環境面を整えたり、WISC-Ⅳ検査で認知特性を把握したりと、複数の専門的視点から適したアプローチを組み合わせていきます。
わくわくクラブ新越谷校が開校された当初から利用させて頂きました。(中略)わくわくクラブの先生方は、いつも笑顔で明るく接して下さるので、子どももすごく慕っていました。そして、毎回、わくわくクラブの仲間と会えるのも楽しみにしていました。子どもの居場所が見つかり、本当に安心しました。家ではイライラして時間がかかっていて宿題も、わくわくクラブで終わらせてくることもありましたので、本人も親もすごく助かりました。(後略)
参照元:わくわくクラブ公式HP:保護者の声
「https://www.wakuwaku-club.com/guardian」
わくわくでは、集団だけではなく個別でも指導して頂いており、学習に取り組む姿勢やソーシャルスキル・トレーニング(アンガーマネジメントやカウンセリング)等、きめ細かいサポートを得ることが出来ています。通室当初は友だちとの関わり方に課題を抱えており、小学校では学習室に在籍していましたが、本人の頑張りもあって小学6年生から普通クラスに通えることになりました。(後略)
参照元:わくわくクラブ公式HP:保護者の声
「https://www.wakuwaku-club.com/guardian」
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| URL | https://www.kohgakusha.com/ |
子どもの特性が分かる発達テスト、WISC検査について解説
お子さんの受けられる発達検査のひとつにWISC検査があります。その子の持つ特性や発達の凹凸など詳しく数値として分かるのでおすすめです。5歳~16歳11か月の検査では、「言語理解」「知覚推理」「作業記憶」「処理速度」の4項目を調べます。結果をもとに指導に反映してくれる放課後等デイサービスもありますよ。さらに詳しく検査についてまとめたページがありますのでぜひご覧ください。