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発達障害児のお子さんの片付けをサポートするには?

発達障害のあるお子さんの片付けが苦手な理由

発達障害の中でもADHD(注意欠陥多動性障害)のお子さんは、使ったものを元に戻したり、片付ける事に対して苦手意識を持ちやすいと言われています。

注意散漫になりやすい

ADHDのお子さんは多動性や衝動性があるといった時調から出したことを忘れて出しっぱなしにしたり、片付け始めても目に付いた漫画を読み始めてしまうなど、作業が続かないということがよくあります。

先延ばし癖

発達障害のあるお子さんは目の前にやるべき事があっても、面倒くさいという思いが強く、「ま、いっか」と後回しにしてしまう事がよくあります。また、興味があることがあると、それを優先させてしまいます。片付ける事やしまう事を先延ばしにすると、そのこと自体を忘れてしまい、あとで必要なものが見つからないなど悪循環になります。

段取りを組むのが苦手

ADHDのあるお子さんは、優先順位を決めたり、段取りを組むのが苦手と言われています。

どこから手をつけていいのか分からなかったり、計画的に行うことが苦手です。結局やり始めたものの、途中でやめてしまいかえってものが散乱してしまうということもよくあります。

空間認知能力の弱さ

一般的に発達障害のお子さんはサイズや位置関係を把握する空間認知能力が弱いとされています。

物が散らかっていて片付けなければならないとはわかるのですが、何をどこの収納に片付ければいいか分からないのです。例えば目の前におもちゃがあったとします。普通なら「ここのスペースに入れればいいな」と空間を把握出来ますが、発達障害のお子さんは大きさや位置を正確に捉えることが苦手な為、どこに入れたらいいか思いつかなかったり、無理やり狭いところに入れる、などといったことがあります。

発達障害のお子さんの片付けサポート術

発達障害のお子さんには視覚的な支援や適切な環境を整えてあげることが大切です。 大人と一緒に物を置く位置を決めます。収納場所を決めたら、収納ケースを用意し、 「学校で使うもの」「よく遊ぶおもちゃ」などお子さんが目で見てすぐに分かるように分類別のマークやラベリングをする効果的です。決められた場所にものをしまう習慣がつけば、迷わず片付けを行うことが出来ます。

さらに、お子さんの部屋に置くものを減らすことも有効な方法です。ものを減らすとすっきりとした空間が生まれストレスも減ります。また散らかっても物自体が少ないので片付けをする時に時間を短縮できます。自分の持ち物を把握しやすいので、収納ケースに分類する時も簡単に行うことが出来ます。

片付けの苦手な発達障害の子どもには適切なサポートが大切

発達障害のお子さんが身の回りのことを行っていく上で、発達障害の特性のために片付けがうまくいかないなど悩んでいる方は多いと思います。放課後等デイサービスを利用して適切な支援や環境調整で少しずつ出来る喜びを味わうことで、お子さんの自己肯定感を高めることにつながります。

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