放課後等デイサービスは施設によって特徴がありますが、大まかな活動内容は基本的に同じです。どの活動も子どもたちのためになるかどうかを基本として考えられており、活動を通して子どもたちがより自分らしく暮らしていけるサポートを行います。
実際にどのような活動を行うのか、具体的な活動内容をチェックしてみましょう。
集団活動とは、集団でのプログラムを通して時間や持ち物の管理・簡単な金銭管理・基本的なコミュニケーションなどを習得できるようにする支援のことです。日常的な生活スキルが身に付けば、身の回りのことが自分でできるようになったり、サポートが必要な場合は自分で人に頼めるようになったりします。
コミュニケーションが苦手な子どもの場合は、集団活動を通して他者とどのようにコミュニケーションをとれば良いのかの練習も行います。集団のルールに従った活動がストレスに感じる子どもの場合は、少しでも情動をコントロールできるようにスタッフが支援します。
家庭の事情で自宅での学習支援が難しい子どもの場合、宿題などの学習は放課後等デイサービス内で支援を行います。学習支援だけを希望して放課後等デイサービスに通う子どももいます。
教員免許を持っているスタッフがいる施設は学習支援にも力を入れているケースが多いです。子どもの通う学校の担任や教員と連携がとれる場合は、宿題の内容も相談して決めることがあります。
工作や集団での制作、クッキングやゲームなどのプログラムを通じて学習とは異なる創作的な活動を行います。他者との交流を深めながら、学校や家庭とは別の居場所として過ごすことができるように支援をします。
施設によっては、提供するおやつを週に1回もしくは月に1回ほどは子どもたちのクッキングで作り、みんなで食べて楽しむというイベントを開催します。クレープやホットケーキ、カップケーキなど子どもたちが喜ぶようなおやつ作りは、創作活動の一つとして人気があります。
休日や長期休暇を利用し、施設に通う子どもたちと外出をする活動です。水族館や動物園など子どもが好きな場所へ出向くことも多く、学校や家庭では経験できないような活動の機会を作ることを目的としています。
土日に施設利用をする場合は基本的に外出活動を基本とし、友達と一緒に過ごすことの楽しさを提供するのも施設だからこそできるポイントです。
ただし、外出時はしっかりとした見守りが必要です。子どもによっては突然走り出して迷子になる場合があります。スタッフがしっかりと連携を取り合い、事故を起こすことなく活動できるようにサポートをするのが施設の役割です。
地域のイベントに参加する、事業所内でイベントを実施するなどの機会を設け、地域の中で多くの人と交流するための支援を行います。近隣の介護施設と合同でのクリスマスパーティー、近くの小学校の学童との夏祭りなど、季節イベントを開催する施設もあります。
地域交流をすることで、施設ではどんなことをしているのか、どんな子どもたちが通っているのかを周りの人に知ってもらえるため、より地域に溶け込んで子どもたちが過ごしやすい施設になるでしょう。
また、子どもたちはさまざまな年代の人と交流ができ、良い刺激にもなります。
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