WISC検査は、5歳~16歳11か月のお子さま向けの発達検査で、得意分野・苦手分野を数値として表し、客観的に知ることができます。発達障がいを診断する検査ではありません。
得意・苦手を客観的に把握することで、学校生活や放課後等デイサービスなどの療育の現場で活かすことが可能で、療育センターや医療機関などで受けられます。
WISC検査では、「言語理解」「知覚推理」「作業記憶」「処理速度」の4項目ごとに数値を算出し、総合的なIQも知ることができます。この数値が高いか低いかによってお子さまの得意分野・苦手分野を知ることが可能です。
数値の凹凸が大きいお子さまは、日常生活で生きにくさや辛さが出やすいと言われています。
WISC検査は幅広い項目に答える必要があり、お子さまが緊張したり、疲れが出やすいため、お子さまの体調に配慮しつつ検査を受けると良いでしょう。結果をもとに医師と話し合い、お子さまがしっかり成長できるように活用しましょう。
WISC検査の費用は、検査を実施しているところによって異なります。大体の相場は10,000円〜15,000円ほど。
どこで検査を受けても検査方法も結果も同じです。検査を受けるときは、費用をしっかり確認しましょう。
WISC検査を受けるタイミングは、お子さまがちょっと他の子と違うな…と不安を抱えた時といっていいでしょう。
発達に問題がなければ安心材料になりますし、発達に凹凸があったとしても、お子さまにあった教育方針に切り替えることができます。
不安を抱えたままでは、お子さまも親御さんも苦しいまま。「ちょっと検査を受けてみる」その少しの勇気で過ごしやすい環境が見出せるかもしれません。
<男児のWISC検査>
一般的にIQ70~130の間に約95%の人が収まるとされているので、男児のIQは平均値内といえます。
検査を受けたお子さまは、カードに描かれた情報を正確に覚えることができ、単純な視覚情報を処理して識別する処理速度の能力が高いため、やり方や終わりがわかる作業は得意であるという結果がでました。
気になるのは「処理速度」119と「知覚推理」94で25の差があることです。処理速度は数字や図形などの問題に対し、時間内に処理(回答)することができるかをみる項目です。
最も数値の低かった知覚推理は、積み木に描かれている模様や絵の概念を理解することができるかなど、視覚情報を頼りに推理したり、空間認識したりする能力をみる検査です。この男児の場合は視覚情報が具体的なら簡単に理解できるようですが、情報が抽象的なものは理解しづらいという結果に。
例えば、口頭でたくさんのことを指示される。周りの状況を見て自分の行動を決める。自分で考えて行動する。といったことが苦手分野になるようです。
これは知覚推理能力が低いために起こるもので、状況をみて推測して動くというのが難しく、何度も確認をとってしまいがちです。男児の状況をわかっている人なら良いですが、知らない人は「さっきも言ったでしょ!」という気持ちになりかねません。
このケースのお母さんは、この状況から「息子は自分で判断するのが難しく不安だらけの世界」と、理解することから始めようと思ったそうです。
お子さまの得意分野に合わせて、文字で簡潔に説明するとストレスなく意思の疎通ができるようになったそうです。
このお母さんのように検査結果を結果として捉えるだけでなく、お子さまがより過ごしやすいように対応してあげるのもWISC検査のよい使い方だと言えます。
WISC検査の結果を放課後等デイサービスに活かすなら、検査結果をもとにお子さまの発達に合わせた療育を受けられる放課後等デイサービスを選ぶことが重要です。
お子さまの発達に合った療育を受けられると、効果的に発達を促せます。そうすることで社会の中で過ごすスキルを身に着けられるでしょう。
今回、WISC検査の結果を活かせる放課後等デイサービスとして、事業所でWISC検査を行い、お子さま一人ひとり異なる発達に合わせて対応できるように、豊富な療育カリキュラムを提供しているわくわくクラブを紹介します。
画像引用元:わくわくクラブ
https://www.wakuwaku-club.com/
わくわくクラブは、全国に7教室を展開する放課後等デイサービスです。
事業所でWISC-Ⅳ検査を実施(関東のみ)しており、社会性やコミュニケーション力を育てる療育カリキュラムを豊富に提供しています。また、発達の様子に詳しい心理カウンセラーが在籍しており、お子さまの得意分野・苦手分野に合わせた療育を受けられます。
わくわくクラブでは、主に社会性を育む療育カリキュラムを提供しています。
自由遊びでは、お子さまたち自身でルールを作り、鬼ごっこやサッカーをします。ルールを作っていく中で、自分の考えを言葉にしたり、相手の気持ちを考えたり、遊びの中でコミュニケーション力を育みます。
他にもルールを守るボードゲームや協力し合う戦いごっこを実施して、お子さまが社会で必要なソーシャルスキルを育むカリキュラムも提供しています。
わくわくクラブでは、怒りのコントロールができないお子さまにアンガーマネジメントを実施しています。
WISC検査や応用行動分析(ABA)、認知行動療法など、お子さまに合わせて様々な方法でアプローチします。
お子さまに、怒ってとってしまった行動を後悔させることでコントロールできるように促していきます。
家ではイライラして時間がかかっていた宿題も、わくわくクラブで終わらせてから、帰ってくるようになりました。
SST(ソーシャルスキル・トレーニング)では、本人がつまづく度に分かりやすく指導して頂いたので、納得しながら学べることができて良かったと思います。
参照元:わくわくクラブ公式HP:保護者の声
「https://www.wakuwaku-club.com/guardian」
わくわくクラブでは、集団だけではなく個別でも支援をしていただいています。ソーシャルスキル・トレーニング(アンガーマネジメントやカウンセリング)など、きめ細かいサポートを得ることができています。
通室当初は友だちとの関わり方に課題を抱え、小学校では学習室に在籍していましたが、本人の頑張りもあって小学6年生から普通クラスに通えることになりました。
参照元:わくわくクラブ公式HP:保護者の声
「https://www.wakuwaku-club.com/guardian」
わくわくクラブは、社会性を育む療育カリキュラムを豊富に提供している放課後等デイサービスです。
療育は、ただ受けるのではなく、お子さまの発達に合ったものを受けることが効果的です。
わくわくクラブであれば、お子さまに合った療育を受けられ、社会で生きられるスキルを身につけられるでしょう。