発達障害の特性を持つお子さんにとって、小学校への入学は生活環境が激変する大きな節目です。 このページでは、小学1年生のお子さんに多く見られる困り事への対策や、保護者の方の関わり方、専門機関の活用方法について紹介します。
幼稚園や保育園での「遊び中心」の生活から、小学校での「学習中心」の生活へ移行する1年生の時期は、発達障害の特性がより顕著に現れやすくなります。 これまで目立たなかったお子さんでも、45分間の授業や集団行動という枠組みの中で、さまざまな生きづらさを感じることがあります。
ADHDの特性があるお子さんは、授業中にじっと座っていることが大きな苦痛となります。 「多動性」により椅子をガタガタさせたり、突然席を立ってしまったりすることがあります。また「不注意」の特性から、先生の指示を聞き逃す、忘れ物や失くし物が多い、連絡帳を書き写せないといった困難が生じがちです。
ASDの特性があるお子さんは、暗黙のルールを理解することや、周囲の状況に合わせた行動を苦手としています。 小学校では「休み時間が終わったら席に着く」「今は静かにする時間」といった曖昧な指示が多く、戸惑いを感じることが少なくありません。また、急な時間割の変更や行事の練習など、いつもと違う状況に強い不安を感じ、パニックになってしまうこともあります。
知的発達に遅れはないものの、読み・書き・計算など特定の学習に著しい困難を示すのがLDです。 1年生でひらがなや数字の学習が本格化すると、「文字が左右反転して見える」「音読がたどたどしい」「何度練習しても漢字が覚えられない」といった形で困り事が表面化します。本人の努力不足ではなく、脳の情報の処理の仕方に偏りがあるため、適切なサポートが必要です。
環境が大きく変わる1年生にとって、学校生活をスムーズに送るためには、家庭と学校での環境調整が不可欠です。
1年生が自分の力だけで時間割を揃え、忘れ物をなくすのは非常にハードルが高い作業です。 対策としては、持ち物を視覚化することが有効です。「こくご」「さんすう」といったラベルを貼ったボックスを用意し、そこからランドセルに入れる仕組みを作ります。また、チェックリストを活用し、終わった項目にシールを貼るなど、ゲーム感覚で「できた」を実感させる工夫をしましょう。
授業中に気が散ってしまう場合は、視覚的な刺激を減らす工夫が大切です。 例えば、教室の窓際や廊下側など外の様子が見える席を避け、なるべく先生に近い前方の席にしてもらえるよう学校側に相談してみてください。また、机の上には今使うもの以外を出さない習慣をつけるだけでも、不注意による混乱を防ぐことができます。
集団生活の中で、お友達との距離感が掴めずトラブルになることもあります。 「相手が嫌がっていることに気づかない」「自分の好きな話ばかりしてしまう」といった場合は、家でロールプレイングを行うのが効果的です。「こんな時はなんて言う?」と一緒に練習し、適切なフレーズを具体的に教えてあげてください。成功体験を積むことで、少しずつ自信に繋がります。
お子さんの特性や困難の度合いに応じて、小学校では複数の学びの場が用意されています。
通常学級に在籍しながら、週に数時間だけ別の教室へ移動して専門的な指導を受けるのが「通級指導教室」です。 学習の遅れを補うだけでなく、感情のコントロールやお友達との関わり方など、自立活動を中心としたサポートを受けることができます。通常学級の刺激が強く、部分的に手厚い支援が必要なお子さんに適しています。
障害の種別ごとに少人数(8人まで)で編成されるのが「特別支援学級」です。 お子さんのペースに合わせた個別の指導計画が立てられるため、学習面や生活面でのきめ細やかなサポートが期待できます。1年生のうちから「できた」という達成感を積み重ねることで、二次障害としての不登校や自信喪失を防ぐ大きなメリットがあります。
1年生の時期は、お子さん自身も周囲との違いに気づき、ストレスを感じやすい時期です。保護者の方には、以下の2点を意識した関わりをおすすめします。
特性による困り事は、本人の努力だけでは改善しにくいものです。できないことを叱り続けると、お子さんは「自分はダメな子だ」と自信を失ってしまいます。 「朝自分で起きられた」「宿題を1行書けた」といった、当たり前と思える小さなことでも積極的に言葉にして認めてあげてください。家庭が「安心できる居場所」であることが、お子さんの情緒を安定させる一番の薬になります。
発達障害そのものよりも、周囲の理解不足や叱責によって引き起こされる不登校、暴言、うつ状態などの「二次障害」を未然に防ぐことが重要です。 もしお子さんが「学校に行きたくない」と言い出したり、家で荒れることが増えたりした場合は、特性による疲れが限界に来ているサインかもしれません。早めに専門機関や学校へ相談し、お子さんの負担を軽くする方法を考えましょう。
1年生のお子さんを支えるためには、家族だけで抱え込まず、外部の力を借りることが大切です。
まずは学校のスクールカウンセラーや、自治体の発達支援センターへ相談してみるのが良いでしょう。 また、児童精神科などの専門医を受診し、お子さんの特性を客観的に把握することも、適切な支援を受けるための大切なステップです。診断名がつくことで、学校側に具体的な配慮を求めやすくなる場合もあります。
学校が終わった後の時間を活用できる「放課後等デイサービス」は、1年生から利用できる心強い味方です。 集団生活で疲れた心を休ませながら、専門の指導員によるソーシャルスキルトレーニング(SST)や学習支援を受けることができます。学校や家庭とは異なる「第三の居場所」を持つことで、お子さんの視野が広がり、社会性を育む機会が増えます。
このサイトでは、お子さまの特性や成長に合わせた放課後等デイサービスの選び方を詳しく解説しています。 1年生という大切な時期に、お子さまが自分らしく輝ける場所を見つけたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

画像引用元:わくわくクラブ
https://www.wakuwaku-club.com/
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※大阪府ではWISC検査を実施しておりません。
わくわくクラブでは、事業所でWISC検査を実施し、社会性やコミュニケーション力を育てる療育カリキュラムを豊富に提供しています。
そのため、WISC検査の結果をもとに、こどもの得意・不得意に合わせた療育支援を受けられます。
わくわくクラブでは、経験豊富で熱意ある指導員が、障害のあるお子さんにたくさんの「できた!」を経験してもらうことで、自己肯定感を育む療育を行っています。お子さんが安心して過ごせる居場所となるよう、一人ひとりと丁寧に向き合いながら支援を続けています。
また、保護者の方にとっても、安心して頼れる存在でありたいと考え、定期的なセミナーを実施しています。
わくわくクラブには、個別指導をして頂いており、学習に取り組む姿勢やソーシャルスキル・アンガーマネジメントやカウンセリング等、きめ細かいサポートを得ることが出来ています。
通室当初は友だちとの関わり方に課題を抱えており、小学校では学習室に在籍していましたが、本人の頑張りもあって小学6年生から普通クラスに通えることになりました。
参照元:わくわくクラブ公式HP:保護者の声
「https://www.wakuwaku-club.com/guardian」
わくわくクラブは、こども一人ひとりに合わせて学習と運動をさせてくれます。子ども同士が上手く関われるように先生方も手助けしてくれます。
一年間通っている間に九九もマスターし、お友だちのお母さんの顔をしっかり見て挨拶できるようになりました。何より、子どもが楽しそうに通っているのを嬉しく思っています。
参照元:わくわくクラブ公式HP:保護者の声
「https://www.wakuwaku-club.com/guardian」
わくわくクラブ公式HPで
「子どものがんばる気持ちを育てる」療育
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わくわくクラブでは、主に社会性を育む療育カリキュラムを提供しています。
自由遊びでは、お子さま同士でルールを作ったサッカーや鬼ごっこをします。ルールを作る中で、自分の考えを言葉にしたり、相手の気持ちを考えたり。遊びの中でコミュニケーション力を育みます。
他にも、アンガーマネージメントなど、社会で生きるために必要なスキルを育むカリキュラムもあります。
カリキュラム内容
| 会社名 | 株式会社 興学社 |
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| URL | https://www.kohgakusha.com/ |
子どもの特性が分かる発達テスト、WISC検査について解説
お子さんの受けられる発達検査のひとつにWISC検査があります。その子の持つ特性や発達の凹凸など詳しく数値として分かるのでおすすめです。5歳~16歳11か月の検査では、「言語理解」「知覚推理」「作業記憶」「処理速度」の4項目を調べます。結果をもとに指導に反映してくれる放課後等デイサービスもありますよ。さらに詳しく検査についてまとめたページがありますのでぜひご覧ください。