発達の心配なお子さんにとって放課後等デイサービスは通うメリットが多くあります。学校や家庭だけでは経験できない教育をしてもらえますし、一緒に通う仲間もいます。保護者にとっても貴重な場となるでしょう。
このサイトでは、放課後等デイサービスの5つのメリットを考えてみました。さらに、それぞれの内容を詳しく1ページごとにまとめましたので、ぜひ読んでみてくださいね。
自閉症やダウン症、知的障害などのお子さまが苦手とする「コミュニケーション」。放課後等デイサービスでは、お子さんが緊張しない程度の小さな集団の中で、お友達と関わる時間があります。指導員とのやりとりの中で会話の大切さも学んでいきます。
発達障害を抱えるお子さんのコミュニケーション能力向上について詳しく見る>>
年齢相応の勉強から遅れている、計算や書字など特定の学習ができない…。そんな悩みを抱えているのなら、放課後等デイサービスで対応してもらえます。教室によっては学校の宿題だけでなく、学習の個別のカリキュラムを用意しているところもあります。自信がつくと勉強が楽しくなり、自ら学習するようになります。
放課後等デイサービスでは、社会性を学んでいけます。例えば集団の中で行動を合わせるなど、集団でのルールを守ること。放課後等デイサービスには療育に詳しい指導員がいるので、子どもに合った適切な指導をしてくれます。今後、学校生活や社会に出ていくために大切な学びができるのです。
発達に凹凸があるお子さまは、できないこと、苦手なことがあるため、本人がツラい気持ちになることも。自分のことを分かってくれる人たちがいる場所があると、安心できますよね。放課後等デイサービスは、子どもたちにとっての居場所にもなるのです。
お子さんだけでなく、保護者の方の時間も非常に大切です。日ごろから子どもの発達について悩んでいる保護者の気持ちを相談できる場所が、放課後等デイサービスです。子どもを預けている間はプロにおまかせして、ゆっくり休むことも大切です。放課後等デイサービスはこういった保護者の情報交換の場にもなっているようです。
発達障害を抱えるお子さんを持つ親の時間について詳しく見る>>
放課後等デイサービスには発育が心配なお子さんへの接し方について十分熟知しているスタッフがおり、家庭ではできないような勉強や様々なことを学べるのが大きなメリットです。
ただ家と学校を往復するだけの毎日ではあまり人と接する機会もありませんよね。学校以外で人と接する機会を作ってあげることにより、お子さんのコミュニケーション能力を向上させたり、社会性を身につけるのにも役立ってくれるでしょう。
お子さんを放課後等デイサービスに預けておけばその間は親もゆっくりできますし、お子さんも学校や家庭以外にもう一つ居場所ができます。
放課後等デイサービスに通わせ始めたところ、子どもが積極的に人と接せられるようになった、笑顔が増えたなどの声もあるので、ぜひ役立ててみてくださいね。
このように放課後等デイサービスにはメリットがいっぱいです。気になっているならぜひ積極的に探していただきたいと思います。このサイトの情報が保護者の方やお子さんにとって役立つヒントになると嬉しいです。
メリットばかり注目されがちな放課後等デイサービスではありますが、デメリットとしては次のようなことが挙げられます。
人気の放課後等デイサービスは予約が殺到しやすく、希望日に預けられない可能性もあります。できるだけ早くから予約を取っておけば良いのですが、それが難しいケースもあるので注意しておかなければなりません。
放課後等デイサービスを利用する場合、自己負担は一割となっているのですが、利用する施設によって料金が異なります。
注意しなければならないのが、この他におやつ代や工作の材料代などの費用がかかる施設があるということ。年会費がかかるところもあるようなのでよく確認しておきましょう。
障がいのある子どもを預かる施設ということもあり、スタッフの方の対応も重視してどこに預けるか決めるのがおすすめです。というのも、スタッフによっては知識や経験がほとんどなく、不安に感じてしまう方もいるからです。
無資格でも働ける施設ということもあり、これは仕方がないのかもしれませんが、信頼して預けられるところを選びましょう。
どの施設も基本的には少人数で運営を行っています。その中で泣き叫んだり、パニックを起こした子どもがいると一時的に人手不足の状態になることもあるため、職員の数が十分に足りているのかもよく確認しておきたいですね。
子どものことを考えて放課後等デイサービスに預けようと思っている方が多いのですが、施設によっては子どもにとって負担を強いる形になる可能性があります。
特に最初のうちは慣れない環境に戸惑うことが多いため、「行きたくない」といわれてしまうこともあるかもしれません。ただ、放課後等デイサービスにはメリットもたくさんあるので、子どもとよく話し合いをした上で最適な施設を見つけてあげたいですね。
どうしても親目線で通う施設を選んでしまいがちですが、実際に通うのは子どもなので、子どもが楽しく遊べて学べる施設探しをすることが大切になってきます。
放課後等デイサービスを実施している施設は地域によって大きく数が違います。そのため、施設の少ない地域だと家から遠いところも選択肢に入れなければならないかもしれません。
ホームページを持っている放課後等デイサービスもありますが、大半はありません。そのため、どのような施設なのかも実際に足を運んでみなければわからないところが多いのです。
また、ホームページでは良いことばかり書かれていたものの、実際に行ってみると職員の感じが悪かったなどのデメリットが見えてくるケースもあるので注意が必要です。
子どもの特性が分かる発達テスト、WISC検査について解説
お子さんの受けられる発達検査のひとつにWISC検査があります。その子の持つ特性や発達の凹凸など詳しく数値として分かるのでおすすめです。5歳~16歳11か月の検査では、「言語理解」「知覚推理」「作業記憶」「処理速度」の4項目を調べます。結果をもとに指導に反映してくれる放課後等デイサービスもありますよ。さらに詳しく検査についてまとめたページがありますのでぜひご覧ください。