こちらのページでは、発達障害の子どもが迷子になりやすい理由や対処法、体験談について紹介しています。
発達障害の中でも注意欠陥多動性障害(ADHD)のように衝動性や多動性の症状がある子どもは迷子になりやすいといわれています。興味のあるものを見つけると衝動的に追いかけてしまうので、気づいたときには保護者とはぐれてしまっているのです。子どもから目を離さないように注意深く見ていないと、すぐに見失ってしまいます。
発達障害の子どもは空間認知機能が低いために、自分が今どこにいるのかを上手に認識できない傾向があります。何度か通ったことのある道がわからなかったり、目的地に到着できなかったりして迷子になってしまうのです。
発達障害の子どもは自分の興味があることに集中しだすと周りに意識を向けることができません。例えば、街中で好きなキャラクターを見つけて立ち止まっているうちに家族に置いていかれてしまったり、散歩している犬を追いかけて知らないところまで歩いていってしまったりするのです。
発達障害の子どもの中でも興味のあることにのめり込んでしまうタイプの子は、自分が迷子になっていることに気づきにくい傾向があります。周囲に意識を向けるのが苦手なので、保護者とはぐれたことも知らないままです。
また、自分の置かれている状況を周囲に説明するのが苦手なので、保護者と突然離れてしまったことでパニックを起こす可能性もあります。このような事情で自分が迷子であることを周りの大人に上手く伝えられないのです。
子どもが迷子になってしまったときに、周囲の大人に助けを求められるように普段からトレーニングしておきましょう。
発達障害の子どもは環境の変化を敏感に感じ取るので、自分が迷子になったと気づいたときにどのような行動を取れば良いのかわからなくなってしまいがちです。知らない場所に出たり、親とはぐれたりしたとき最初にすることは、誰かに助けを求めることだと理解させておくことが大切です。
また、迷子になったときには交番や近くにあるお店に助けを求めるように決めておきます。子どもの名前と保護者の連絡先を記した迷子札を子どもに持たせておくと安心です。
発達障害の子どもが迷子になってしまっても、保護者と待ち合わせる場所を決めておくと子どもを見つけやすいです。親とはぐれたら近くの公園や最寄りの駅、コンビニなど目印になりやすいところで待っているように決めておきましょう。
子どもにGPSを持たせていれば、どこにいてもすぐに居場所がわかるので安心です。しかし、迷子になったときにGPSを携帯していないと意味がないので、外出時にいつも持ち歩いているカバンに入れておくとよいでしょう。子どもにキッズ携帯を持たせているのなら、GPSを搭載しているのですぐに子どもの居場所を探し出せます。
発達障害の子どもをフリースクールに通わせていますが、自宅からは遠いため電車を使った通学をしなくてはなりません。子どもと一緒に何度も通学して一度は1人で通えるようになったのですが、あるとき通学途中に迷子になって警察に保護されてしまいました。
子どもの送迎ができればよいのですが、日中は仕事があるため子どもについて行くこともできません。そこで導入したのがスマホやタブレットのアプリで子どもの位置を調べられるGPSです。今までは子どもの帰りが遅いとイライラしていましたが、GPSのおかげでどこにいるのかすぐに把握できるので心に余裕が生まれました。
発達障害の子どもは集中するとまわりが見えなくなり、迷子になりやすい傾向があります。しかし、迷子になったときに親子でルールを決めておけば冷静に行動できます。ルールを守るコツを教えてもらえる放課後等デイサービスに通わせれば、社会性が身につき落ち着いて対処できるようになるでしょう。
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